DEEP114 IMPACT 五明宏人インタビュー後編

――一番ガッカリしたのは、どういった部分ですか。

 

「まずはキャリアに1敗が付いてしまったことですね。上に行っている選手って、黒星が少ないじゃないですか。UFCでも十何勝無敗という選手が契約していたり。僕もデビューから無敗で、ベルトを巻いて上に行くっていうイメージでやってきました。周囲の人も、そういう期待を持ってくれていたと思います」

 

――この勝敗を境目として、勝った神田選手はRoad to UFCに出場しました。

 

「僕としては『ここで勝ってRTUに――』という気持ちは、まだ持っていなかったです。今回出場している神田選手のことは応援していますし、勝ってほしいですね。逆に『ここで簡単に負けてほしくない』っていう気持ちはあります。1回戦も厳しい内容で、次はリー・カイウェン選手ですよね。僕よりも振り回してくる相手で、楽しみです」

 

――一方、五明選手は神田戦を経て何か新しく取り組んだり、レベルアップさせようと思ってきたものはありますか。

 

「何か新しいことをするというよりは、基礎基本を見直すことですね。何だかんだいっても、まだプロデビューして1年ですから。前回の試合は結果として5-0の完敗でも、『自分がやっていることが間違ってはいないんだな』ということは分かったので。だから何かを変えるよりは、もう一度自分自身を見つめ直して、しっかり基礎基本からやろうと思いました」

 

――それはご自身の空手をもっとMMAに生かすのか。あるいはMMAファイターとしてイチから見直すのか。どちらなのでしょうか。

 

「空手ではなくMMAファイターとして、ですね。もちろん空手をアジャストさせていければ良いとは思っています。でも、それよりもMMAとして全てをレベルアップさせるように練習しています」

 

――デビューして1年、改めてMMAについて気づいたことはありますか。

 

「MMAは短距離ではなく中距離っていうことですね」

 

――というと?

 

「練習でボクシングも取り入れていますが、ボクシングという競技は3分×12Rで長距離というイメージなんですよ。僕はMMAを始めてデビュー戦は2R判定勝ちで、2戦目と3戦目は1RでKO勝ちでした。それは短距離走で、フルスロットルで戦っていたかもしれないです。でもタイトルマッチで5分3Rを戦い終えて、中距離や長距離のイメージを持つようになりました。次の試合は2Rだけど、3Rあるいは5Rを戦えるように練習しています」

 

――なるほど、です。ここで勝てば再びタイトル戦線に復帰すると思われます。五明選手としては、タイトル再挑戦までもっと期間を空けたいですか。

 

「僕としては、すぐにもう一度タイトルマッチをやらせていただきたいです。ここで勝てば、DEEPフェザー級ではもう僕の上にいる選手は少ないと思うので。もう1回挑戦させていただけるなら、それなりの選手と対戦したいですね。必ず勝ちますので、よろしくお願いします。押忍!」

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