DEEP110 IMPACT CORO選手インタビュー後編

――えっ!? それはもうチームメイトじゃないですか。

「チームメイトに近い感じでしたね。出稽古先で一緒になることが多くて――当時は目黒にあったNatural9、永田克彦さんのレッスルウィン、漆谷康宏さんのURUSHI DOJOとか。ただ、まだ自分はパンクラス、石司選手はDEEPに出ていたので、戦うことはないだろうと思っていたからでした。僕がDEEPに出るようになってからは、一緒に練習することはなくなって。何年か経ってから対戦することになったんです。

それだけ一緒に練習していたから、お互いにやってくることは何となく分かっていました。寝技も打撃も……それぞれガッツリ来るわけじゃなく、要所要所でテイクダウンを奪われて負けた、という試合だったと思います。そこから相手も深追いしてこなくて」

――石司選手に敗れてから、RIZINも含めて4連勝でベルトを巻きました。この試合を機にCORO選手の中で何か変わったのでしょうか。

「前の石司戦のあと、横田さんから『試合の中でしっかり印象づけていれば勝てたよ』と言われました。判定になっても優位に立てる、印象づける試合をするようになりました」

――確かにCORO選手の場合、強烈なローキックがありながら、試合中はずっとイーブンペースを貫いていましたね。

「そうなんです。だから前の試合も、ちょっとしたテイクダウンの印象で負けてしまって。石司は打撃も強いですけど食らっていないので、見すぎてしまいました。そこで自分が行きすぎると、相手の打撃をもらってしまう可能性があったので。あそこで自分がもっと行っておけばなと思います。

あの試合があったので最初は暫定王座決定戦も自分ではなく、石司選手が出ると思っていました。それで自分にオファーが来たので、おぉ遂に来たかと」

――そうだったのですね。ではベルトを獲得したDJ.taiki戦の試合内容について教えてください。

「作戦どおりでした。もっとDJ選手がプレッシャーをかけてくると思っていたんですけど、自分が1Rから中央を取れて。意外といけるなっていう印象でした」

――結果、ベルトを巻いて次の防衛戦の相手は石司選手になると思っていましたか。

「はい、そう思っていました。石司選手しかいないな、と。自分は一度負けていますし、前回の試合後も石司選手は勝ってきているので、試合するのが筋じゃないかと考えていましたね」

――ベルト獲得から初防衛戦まで半年の期間が空きました。これは何か理由があったのでしょうか。

「たまたまタイミングじゃないですかね。自分も少し休みたかったですし、良かったです。前より試合のペースを落としたといっても、実際は結構やっていますから(笑)」

――アハハハ。次の石司戦は2021年に入ってから7試合目なので、それほどペースは落ちていないと思います(笑)。ベルトを獲得して、気持ちが途切れることはなかったのですか。

「なかったです。ベルトを守りたい、その気持ちが強くなっています。あと――(伊澤)星花が上がっていく姿を見ているので、自分も頑張りたいと思いました。アハハハ」

――やはり伊澤選手の活躍は意識しますか。

「それは意識しますよ。彼女が上に行きすぎちゃったので、もう比較にならないかもしれないですけど(笑)」

――ではCORO選手にとって、MMAを続けていくうえで現在目標にしていることはありますか。

「次の試合に勝ったら、元谷(友貴)選手と対戦したいですね。やっぱりDEEPのバンタム級といえば元谷選手だと思うので。その試合をDEEPでやりたいですし、自信はあります」

――おぉっ! そのためにも次の試合は落とせません。

「次の試合は完全決着したいです。前回は自分が見すぎてしまったので、今回は自分から仕掛けていけるように。向こうから来るようであればカウンターを合わせて、一本かKOで。メインなので、しっかり大会を締められるように練習してきました。よろしくお願いします!」

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