【後編】DEEP109IMPACT 伊藤裕樹 インタビュー

――対戦したくない選手というのは……。

「いやぁ……同じ愛知県同士では対戦したくないですよね。ホントは(苦笑)」

――愛知県同士とは杉山廣平選手のことですか。杉山選手には2021年6月にKO勝ちしています。杉山選手は前回のインタビュー後、伊藤選手には借りを返したいと言っていました。

「……(頭を抱えて天を見上げてから、うつむき)いやぁ、マジですか。やりたくねえなぁ……。極力対戦しないことを願いますけど、トーンメントで決まれば仕方ないです」

――以前、試合中に伊藤選手がバックを奪われ四の字ロックで固められた状態で、目を閉じて深呼吸してから一気に体を切り返してトップを奪い、攻め込んだシーンがありました。それを見て「この選手はどれだけ気持ちが強いのだろうか」と思ったのですが、こうしてお話を聞いていると、普段は試合時のイメージとは程遠いですね(笑)。

「試合になるとバチッてスイッチが入るんです。とにかく試合は早く終わらせたい、早く倒したいと思っています。3R判定で勝つんじゃなくて、早く終わらせて楽になりたい。試合は今の自分が出せる全力を出して、試合を終わらせに行きます」

――ではDEEPフライ級GP、1回戦の相手である原虎徹選手の印象を教えてください。

「オールラウンダーですよね。打撃も組みもできるし、デビュー戦の頃は注目されていたじゃないですか。でも、巧いけど決定力が欠けているかなって思います。自分としては油断せず、早く終わらせたいです。今回はトーナメントなので、早く終わらせて怪我しないようにしたいですね」

――これまでは打撃による決着が多い伊藤選手ですが、グラウンドで仕留めようという気持ちはないですか。

「ありますよ。寝技で行けたら行きたいです。いつも極められるなら極めたいし、倒せるなら殴って倒したいという感じですね。今回は一発、極めてやろうかなという気持ちはなくはないので」

――まだ1回戦を終えていない段階でお聞きするのも違うかもしれませんが、GP出場者の中で他に気になる選手はいますか。

「小川徹選手です。元パンクラスのチャンピオンで、試合を見ると良い選手だなって思うので。あと、試合したいのは越智(晴雄)さんですね。YouTubeで『伊藤裕樹の倒し方』っていうのをやっていました。倒せるもんなら倒してみろよ、って」

――1回戦だけでなく、2回戦以降も本当に楽しみなフライ級GPです。

「今回はトーナメントなので、GPが終わるまでは他のプロモーションでは試合をしません。GPで優勝して、来年の大晦日を目指します。まずは今、目の前にいる選手を全員倒すので、よろしくお願いします」

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