2021/5/16 修斗 清水清隆選手対宇田悠斗選手 プレビュー

2021年5月16日、東京・後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦にて、世界フライ級2位の清水清隆と、同級8位の宇田悠斗が対戦する。

6月20日に予定される世界フライ級チャンピオンシップ――福田龍彌×平良達郎の勝者への挑戦者決定戦の意味合いを持つ一戦。

前線で平良に敗れている清水、平良と比較されることが多いという宇田の激突は、フライ級戦線の行方を占う、チャンピオンシップと同様に見逃せない試合だ。

フライ級 5分3R
清水清隆(TRIBE.TOKYO.MMA/世界フライ級2位)
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宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE/世界フライ級8位)

戦績データ

■清水清隆
MMA戦績:25勝16敗3分
最近5試合:
2020年11月23日 ×平良達郎 by 判定3-0
2020年5月31日 ○小堀貴広 by KO
2019年11月24日 ○ショージン・ミキ by TKO
2019年9月1日 ○秋葉大樹 by KO
2019年5月6日 ×扇久保博正 by テクニカル判定3-0

■宇田悠斗
MMA戦績:4勝1分
最近5試合:
2020年12月13日 ○宮城友一 by 判定3-0
2020年7月12日 △西村大地 byドロー0-1
2019年12月15日 ○津田麗芙 by KO
2019年11月3日 ○TARKER by RNC
2019年4月7日 ○當房 桂 by KO

宇田悠斗は2018年に全日本アマチュア修斗選手権で優勝。2019年にプロデビュー、同年には新人王トーナメントで優勝し、プロ3年目で上位ランカーに挑むこととなった。 元修斗世界ランカーの直撃我聞(水野直宏)が地元・愛媛に開いた総合格闘技道場HOPEに所属する21歳のファイターは、関係者から“アグレッシブ”だとう評価を受けている。

宇田本人は「自分では丁寧に攻めているつもりなんですけどね」と笑うが、宇田のアグレッシブネスは、ただ打ち合ったり動き続けているというものではない。 スタンドでは左ジャブで距離を測りながら、鋭い右ストレート。そしてチャンスがあればテイクダウンを仕掛ける。 そうした自分のスタイルを貫き続ける――宇田ならではのアグレッシブネスが存在している。

昨年12月、香川県高松で行われた宮城友一戦に勝利した宇田は、試合後にマイクを握り、「さっさと(フライ級ランキング)上位の選手をしばきに行くので、試合を組んでください。後楽園ホールのオファーください。待っています」とアピールした。 今回は、そんな宇田の願いが叶った形だ。

宇田を迎え撃つ清水清隆は、元パンクラス王者で、現在は修斗世界フライ級2位に位置する。 昨年11月の平良達郎戦では判定負けを喫しているが、宇田は清水について「長年、修斗のトップで戦えるのは凄いことだと思う。実力がないとできない」と評しつつ、「ここでしみず選手に勝てないと、UFCに行くことができない」と、試合に対するモチベーションを語った。 それは清水も同様だろう。

2019年11月には、当時の世界フライ級王者・扇久保博正に挑むも、4Rテクニカル判定負け。 年齢も37歳、ここで宇田に敗れることがあれば、再び世界王座に挑戦するチャンスがめぐってくるのは難しいかもしれない。 そんな清水の持ち味は、スピードを生かしたテイクダウンと、鋭いステップインからの右ショート。かつて前田吉郎を一撃で仕留めたパンチは、おそらく宇田がこれまでに経験したことがないもの。

キャリア中最大の強敵と相対する宇田が、清水からもテイクダウンを奪うことができるのかどうかも興味深い。

ベテラン清水がもう一度這い上がるのか。あるいは新世代・宇田がその勢いのまま世界王座挑戦まで駆け上がるのか。 今、修斗フライ級戦線が熱い。

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