宇田悠斗 インタビュー後編

――あのテイクダウンとグラウンドコントロールで削られる可能性は高いですね。となると、対戦相手として選ぶのは伊藤選手か福田選手か。それで伊藤選手を選びたかったにも関わらず、福田選手との対戦が決まりました。福田選手は相性が悪いと考えていたのですか。

「まぁ、相性ですね。抽選の時には『もうどっちでも良いか。結局は対戦することになるし』という感じでした(笑)。福田選手は打撃が強い印象を持たれがちですけど、どちらかというとグラップラー寄りじゃないですか。カウンターが打てるグラップラーという印象で、メチャクチャ打撃寄りっていうわけじゃなく。

あと福田選手って、メチャクチャ身体が強いと思うんですよ。体幹が強くて、身体の軸がブレない。試合がもつれた時、絶対にそこが勝負になってくるはずです」

――あぁ、なるほど! 宇田選手にとっては、削り合いの経験が少ないということですね。

「そうなんですよ。削り合いをしても勝つ自信はあります。むしろ削り合いなら勝つ自信しかないです。自分も身体の強さには自信があるので。でも、できることなら削り合いはしたくないです。削り合いのための練習はしていますが、試合では出したくない」

――ということは、福田選手の組みを突き放すことはできますか。

「突き放せると思いますよ。福田選手もそこまで組みに執着するわけじゃなくて、攻撃型グラップラーですから。そこは自分とタイプが似ているんじゃないですか。攻撃性能が高いグラップラー、っていう。……なんて言っていたら、相手が削り合いにこだわってくる可能性もあるし、あとは相手の出方次第ですね」

――1回戦は超高速ヒジ連打、2回戦はサッカーボールキックで、準決勝の福田戦はどのようなフィニッシュが待っているでしょうか。

「アハハハ、もうネタがないです(苦笑)」

――えっ、そんなことを言わずに……。サブミッションに行くつもりはないですか。

「あぁ、もちろんサブミッションはありますよ。相手の出方次第ですが、自分は割と何でもできるので(笑)。チャンスがあれば極めに行きますから、期待しておいてください」

――はい、期待させていただきます。もう一方の準決勝はどうなると思いますか。

「本田さんがいつもの展開で削り勝つのが8割ですね。でも伊藤選手って、なんだかんだで持っているんですよ。気づいたら厳しい展開も切り抜けていたりとか。本田さんの動きが少しでも落ちてきたら、それを見逃さずにパンチをまとめてKOっていう可能性も十分にあります」

――最後に、同じフライ級の平良達郎選手が24日にUFC3戦目を迎えます(※取材は126日に行われた)。平良選手のことは、どのように見ていますか。

「平良選手がUFCで勝っているのは単純に嬉しいです。悔しいとか、そういう気持ちは全くないですね。応援しているし、俺も負けないよっていう気持ちもあります。DEEPのトーナメントで優勝したら、僕も次は海外の選手と試合がしたいです」

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