7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で行われる、プロフェッショナル修斗公式戦2021 Vol.4。昼の部のメインイベントに、環太平洋ライト級王者・キャプテン☆アフリカが登場する。
キャプテン☆アフリカにとっては、ベルト獲得後の初戦となるが、対戦相手はカメルーン出身――リアルアフリカンのマックス・ザ・ボディだ。
ともにライト級では高い身体能力を誇り、これまでKOや一本による決着も多い。
実績的にはキャプテン☆アフリカが上回るが、マックス・ザ・ボディが下馬評を覆す可能性もある。
72kg契約 5分3R
キャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会/環太平洋ライト級王者)
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マックス・ザ・ボディ(BRAVE)
戦績データ
■キャプテン☆アフリカ
MMA戦績:6勝3敗
最近5試合:
2020年12月20日 〇田中有 by ストレートアームロック
2020年7月12日 ×川名雄生 by KO
2019年11月24日 〇AB by TKO
2019年6月30日 〇ウエタユウ by 判定3-0
2018年11月17日 ×小谷直之 by RNC
■マックス・ザ・ボディ
MMA戦績:9勝8敗
最近5試合:
2021年3月20日 〇上原平 by 判定3-0
2021年1月31日 ×西川大和 by TKO
2020年9月19日 ×大尊伸光 by KO
2020年6月27日 〇村岡倫行 by TKO
2019年6月2日 〇近藤定男 by 判定2-0
プロ修斗大阪大会、第1部のメインカードは、KOあるいは一本決着必至のカードだ。
これがプロ10戦目となるキャプテン☆アフリカは、これまで柔道、柔術、コンバットレスリング、サンボなど様々な組み技競技を経て、MMAでプロデビューした。
過去9戦は、1試合を除いて勝っても負けてもKOか一本による決着。袈裟固めからストレートアームロックを極めるグラウンドの強さはもちろん、長いリーチから繰り出すストレートや左ハイも大きな武器となっている。
対するマックス・ザ・ボディは、ノーランカーながらそのヒットマッスルと、豪快な打撃&テイクダウンで存在感も抜群のファイターだ。
カメルーン出身の37歳。修斗では大尊伸光と西川大和に続けてKO負けを喫したが、今年5月の上原平戦では修斗初勝利を掴んでいる。
上原戦では、スタートこそ豪快な右フックを見せたが、組み付くと相手をケージに押し込み、2Rには相手を投げ飛ばしてからグラウンドで抑え込む、組みの強さも見せた。
ケージ際でのダブルレッグも強い武器だ。
もちろんグラップリングの要素でいえば、実績的にはキャプテン☆アフリカが上回る。一度グラウンドに持ち込めば、そのままサブミッションを極める可能性が高い。
しかし圧倒的なフィジカルを誇るマックス・ザ・ボディに持久戦に持ち込まれたら、試合展開は分からなくなる。
そんなキャプテン☆アフリカは、現在フィジカルトレーニングに取り組み、さらに及川道場で元シュートボクシング王者・及川知浩のパーソナルトレーニングを受け、これまでばらばらになりがちだった打撃と寝技――点と点を線で結ぶ練習に取り組んでいるという。
キャプテン☆アフリカとすれば、長い身長とリーチを武器に、前に出てくるマックス・ザ・ボディを捌いていきたいところ。そこで、強化中のフィジカルが生きてくるはずだ。
キャプテン☆アフリカにとっては、地元で新しい自分を見せる一戦。そこでマックス・ザ・ボディがどれだけ粘れるか。あるいは、テイクダウンして金星を掴むことはあるのか。
試合開始からアグレッシブなファイトが期待される。