DEEP112 福田龍彌インタビュー後編

――フライ級GPの1回戦、2回戦を通じて最も爆発しているのが宇田選手です。1回戦の超高速ヒジ連打と、2回戦のサッカーボールキックによるKOは衝撃的でした。

「一番良い形にハマッって勝っている選手ですよね。昔からアマ修斗とか、プロでもTORAOで彼の試合を見たことがあって。確か修斗大阪大会で同じ日に試合しているんちゃうかな」

――福田選手が前田吉朗さんをKOした2020年7月の大阪大会で、宇田選手は西村大地選手と対戦しています(結果はドロー)。

「宇田君が出て来たころから、殺傷能力がある選手やと思っていました。当時から『絶対に強くなる』と思っていたので、GPの結果にも驚いていないです。1回戦も2回戦も、初っ端で相手が飲まれていましたからね。僕もその感覚を試合で感じたいです、早く」

――早く、とは試合が待ち遠しそうですね。

「宇田君はGPで最大のメインディッシュじゃないですか。GPに出ているなかでも全部できる選手やし、その一つひとつの質が高いですから。僕は1回戦と2回戦とやってきて、相手に巧さは感じましたけど、ヒリヒリ感はなかったです。去年2月の伊藤裕樹戦の時にはヒリヒリ感があったし、そういう選手と向き合ったら、メンタルヘルスが上がるんですよ。生き甲斐を感じるというか」

――すると決勝は伊藤選手と対戦したいのでしょうか。

「伊藤君が本田君をKOして、ビンビンに仕上がってきてくれたら嬉しいですね。前回の試合以上のヒリヒリを僕に向けてほしい」

――準決勝抽選会の宇田選手もそうですが、本田選手よりも伊藤選手と対戦したい傾向にありますね。

「いや、本田君は強いんですよ。GPに懸ける気持ちも強いと思うし。とにかくMMAという競技では強いと思います。といっても、本田君は強いから戦いたくないというわけでもなくて。どっちと戦ったら楽しいか、という気持ちだけですね」

――それだけ個性が強い選手が揃ったGP準決勝、宇田戦に向けて意気込みのほどをお願いいたします。

「2022年は楽しい1年過ごすことができました。2023年はもっと楽しい1年にしたいです。その1試合目で、これだけヒリヒリする相手と対戦できるので良い年になりそうですね。全力で戦いますけど、試合中にニヤニヤしているかもしれない(笑)。宇田君と1日でも早く向き合いたくて、2月11日が待ち遠しいです。その日のためにコンディションを整えていきますよ」

――そういえば福田選手はGPの先にDEEPのベルトを見据えていないようですが、GPで優勝したら何かしたいことはありますか。

「GPの先……あ、Black Combatとの対抗戦に出たいです(笑)」

――Black Combatとの対抗戦ですか! それは意外です。

「海外で試合をしたいっていう気持ちはあります。でもそれは、海外を目指しているということではなくて。海外プロモーションとの契約に縛られたくないし。DEEPの代表として海を渡って戦う。それが良いじゃないですか。今はフライ級GPをやっているから、対抗戦の第一弾もフライ級がなかったのでしょうけど、GPが終わったらぜひ!」

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