2021/7/4 DEEP102 IMPACT 牛久絢太郎選手vs中村大介選手 プレビュー

2021年7月4日(日)、東京・後楽園ホールで開催されるDEEP 102 IMPACT。そのメインイベントはDEEPフェザー級タイトルマッチ、王者・牛久絢太郎が挑戦者・中村大介を迎え撃つ。

両者は今年2月にノンタイトルマッチで戦い、中村が牛久を2R、右ヒザ蹴りでKOしている。

改めてベルトを賭けて再戦に挑むことになった両者。牛久がリベンジを果たしての防衛か、それとも中村がDEEP2階級制覇を達成するのか。

前回の試合から、再戦の内容を占ってみよう。

 

DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R

牛久絢太郎(K-Clann)

×

中村大介(夕月堂本舗)

 

戦績データ

■牛久絢太郎

MMA戦績:21勝8敗1分

最近5試合:

2021年2月21日 ×中村大介 by KO

2020年9月20日 ○弥益ドミネーター聡志 by 判定4-1

2019年12月15日 ○ハリー・スタローン by TKO

2019年9月8日 ○横山恭典 by 判定3-0

2019年5月12日 ○ザック・ベナベンテ by TKO

 

■中村大介

MMA戦績:30勝19敗1分

最近5試合:

2021年2月21日 〇牛久絢太郎 by KO

2020年9月20日 〇長倉立尚 by KO

2016年9月24日 ×アマルサナー・ツゴォーフ by KO

2015年9月13日 ×川名雄生 by TKO

2015年5月16日 ×岡野裕城 by 判定0-3

 

 

中村大介は2002年にPRIDEの若手育成イベント「THE BEST」でプロデビュー。DEEPには同年末の第7回大会から参戦するなど、国内MMAでは大ベテランとなった。

 

プロレスに憧れてMMAを始めたという中村は、極め合いが好きだと語る。その言葉通り、様々なリングで腕十字によるフィニッシュを見せてきた。

2012年6月にはDEEPライト級王座を獲得するも、翌年4月の初防衛戦で北岡悟に敗れてベルトを失う。ここ数年はフェザー級で戦うも2015年から4連敗を喫し、4年もの間、MMAから離れていた。

 

その間、パンクラスを経てDEEPに参戦、2020年9月に弥益ドミネーター聡志を判定で下してDEEPフェザー級のベルトを巻いたのが、現王者・牛久絢太郎だ。

柔道をベースにテイクダウンの強さを生かして勝ち上がってきた牛久と、極め合いから打撃戦までこなすベテラン中村が激突した初戦は、中村がヒザ蹴りで牛久をKOしている。

 

中村がここ2試合で見せたのは、明らかな打撃の向上だ。もともとガードを下げた状態からの左ジャブで相手をけん制するスタイルであったが、そこから極め合いではなく打撃でフィニッシュする強さを身につけた。

 

一方の牛久は、どうしても相手との距離を縮める際に、頭を下げてしまうクセが仇となった。

試合で序盤からバッティングの連続、そして最後は頭を下げてテイクダウンを狙おうとした瞬間、中村が右ヒザ蹴りを合わせて牛久をマットに沈めている。

 

中村としては、再戦でも左ジャブで牛久を近づけさせず、相手との距離が近くなれば、復帰戦で長倉立尚をKOした右ストレートを狙うだろう。あるいは、牛久が頭を下げてしまうクセを克服できなければ、再び中村のヒザ蹴りがヒットする可能性は十分にある。

 

だが、牛久が中途半端な位置に頭を下げて組み付いていったのは、ここ最近の試合では中村戦のみではないだろうか。弥益戦で牛久は、サウスポースタンスからの左ストレートと左ミドルで弥益の距離を潰し、低い体勢から組み付いてテイクダウンを奪っていた。

 

一度対戦していることで、牛久も中村の距離感を理解しているだろう。グラウンドに持ち込めば、牛久にも抜群のグラウンドコントロールとサブミッションがある。

 

両者にとってはスタンドの距離感が大切になる一戦。距離を縮めた時に何が起こるか。グラウンドでの極め合いになる可能性も十分にあるだけに、MMAとしてフルラウンド、ひと時も目が離せないタイトルマッチだ。

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