2021/4/4 DEEP RYO選手対松井大二郎プレビュー

2021年4月4日、大阪市福島区のコレガスタジオでDEEP Osaka Inmact2021が開催され、メインで元DEEPミドル級及び韓国のROAD FCでもミドル級王者に君臨したRYOが2018年7月以来、実に2年9カ月振りにMMAを戦う。

現在ではプロレスラーとして活躍するRYOだが、「やり切れていない」という想いを胸に抱き、MMAファイターとしての基盤を築いてくれたDEEP大阪大会という舞台で再びMMAを戦うと決めたRYO。対する松井大二郎にとっても3年4カ月振りのMMAとなる。

PRIDE、パンクラス、DEEPのみならず英国Cage Rageで、プロレスラーとしてMMAを戦ってきた松井だが、2016年からは関西インディMMAプロモーションであるWardog Cage FightやDemolition Xtreme Fighting Championshipで戦ってきた。

そのWardogで対戦した韓国人ファイターのキム・デファンは、後にRYOがミドル級王者として戦っていたRoad FCの社長に就任しているのも、面白い両者の縁だ。

松井戦の1週間後に43歳を迎えるRYOはこれがキャリア26戦目(※20勝12敗3分)、対する松井は48歳で実に53戦目(※14勝30敗7分)という超ベテラン対決となる。それでも長いブランクに入る以前、過去10戦の戦績はRYOが6勝3敗1分け──内4試合がDEEPとROAD FCのタイトル戦で、両プロモーションのミドル級の頂点争いを続けていたことになる。

対して松井の近々の10試合の戦績は2勝7敗1分と大きく負け越している。しかも前述したように主戦場は関西インディMMAで、戦っていた相手の実力も違っているといっても過言ではないだろう。

いわば充実の時を過ごし、年齢はいっても下り坂ではなかったRYOと、第1線とは言えない立ち位置で敗北を多く喫してきた松井だけに、今回の試合もRYOの優位は動かしようがない。

現時点で最後の試合となっているラ・インジェ戦こそは、その前進力に距離を詰められ相手の間合いで戦うことを強いられ、スプリット判定で敗れたRYOだが、相手をパンチを当てると、もうその位置から移動とするという距離とタイミングの打撃に磨きをかけていた。

もちろん松井だけでなく、RYOにしても実戦の勘が失われている部分はあるだろうが、そこは長年培ってきた技術は体にしみこんでもいる。特にRoad FCを主戦場にしていた時のRYOは乱打戦を買う一方で、距離とタイミングの戦いも実戦させ、テイクダウンも交えてMMAとしての完成度が高くなっていた。

おそらくは松井が勝利を手にするのであれば、一発に賭けて踏み込むという戦い方になるだろうが、それだけに実戦を取り戻す以前に松井の乾坤一擲のパンチを受ける可能性もなくはない。と同時に、その松井のパンチをしっかりと見切ることができるようだと、この試合はRYOがKO勝ちする確率は時間が進むごとに高くなっていくだろう。

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