2021/4/4 DEEP 赤尾セイジ選手対清水俊一選手 プレビュー

2021年4月4日、大阪市福島区のコレガスタジオでDEEP Osaka Inmact2021が開催される。同大会のコ・メインはバンタム級で巻き返しを狙う赤尾セイジと清水俊一が相対する。

自らの城、パラエストラ天満の代表として地元・大阪で2戦目に挑む赤尾セイジ。昨年11月のDEEP大阪大会にも出場したが、この時は高野優樹にパウンドアウトされている。

愛知をベースとしていた時代から、テイクダウンとコントロール能力の高さには定評があった赤尾だが、ここぞという一番を落とすことも多かった。心機一転、地元関西に拠点を移しHEATでバンタム級王者になると3連勝、安定した成績を残すようになったと思いきや、2018年5月からこの3年間の成績は2勝4敗と芳しくない。

対する清水も今年の2月7日、同じく大阪で開かれたGladiatorで同団体のバンタム級チャンピオン竹本啓哉に挑戦し、判定負け。僅か2カ月のインターバルで再び訪れる大阪の地、連敗は避けたい──清水と、地元で2連敗は決して許されない赤尾、両者揃って背水の陣を組むつもりでリングに上がる必要がある。

ところでザ ワンのインタビューで赤尾は精神的な問題を抱えていたことを吐露している。今回は、このような精神面を抜きにして技術力、ストレングスで両者の技量を推し量ると赤尾がリードしていると書き記して問題ないだろう。

倒して、殴って、抑えて極めにいくというMMAとして手順を踏んで戦うのが赤尾であり、清水はこれらを連動させて、相手の隙をついて勝利を目指す。一つ一つの段階をしっかり踏むということで赤尾にはミスが少ない。対して清水は坂道を懸命に駆け上がるかのようなファイトになるため、足を踏み外すケースが往々にして見られる。

それでも駆け上がり続けるには体力と精神力が必要で、先の竹本戦の清水はそういう姿勢が欠けていた。自らの動きで対戦相手をかく乱させることができないようだと、清水は築き上げてきたスタイルを根本から失ってしまっている可能性すらある。そういう意味でも、派手さはないが堅実なファイトが信条の赤尾が優位とみるのが順当だ。

5分×3R、ケージに押し込まれ、マットに背中をつけさせられても、動き続ける姿勢を見せることで、清水は赤尾のペースを乱すことが可能になる。清水が15分間動き続けることできれば、赤尾の手順も綻びが生まれる。そんな状態を2度、3度と創っていく必要がある。それができないようだと、アクシデント的な一発がない限り赤尾有利は動かしようがない一戦となる。

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