【後編】DEEP109IMPACT 小川徹 インタビュー

――2016年8月、秋葉選手はDEEPで安谷屋選手に判定勝利を収めた数日後、交通事故で亡くなっています。

「階級も同じだったので、秋葉とは約2年間ずっと一緒に練習していました。それと僕はずっとパンクラスに出ていて、安谷屋選手はDEEPを中心に戦っていたじゃないですか。だからDEEPの選手を対戦相手として考えることは、ほぼ無かったんです。それがここで、自分が安谷屋選手と対戦できるのも何かの縁だなと思って、安谷屋選手を選びました」

――その点が、小川選手のDEEPフライ級GP参戦がサプライズになる要因だと思います。今回の出場メンバーの中に、対戦経験のある選手がいないですよね。

「そうなんです。だから面白さしかないですね」

――反対に、DEEP初参戦ということでアウェイ感みたいなものはないですか。

「抽選会でも、そんなにアウェイ感はなかったです。知っている選手もいて、『えっ、出るんだ1?』と言われたり。DEEPのスタッフさんも優しく声をかけてくださって、意外と早く馴染むことができました。自分としては、もっとアウェイ感があるのかなと思っていたんですけど(笑)」

――他の選手も小川選手の参戦は知らなかったのですね。

「そうみたいです。僕もそれを匂わせることはしていなかったですし」

――パンクラスとDEEPでは、ルールや採点基準も異なるかと思います。その違いは意識しますか。

「採点については、フィニッシュすればいいので、そこまで気にしていないです。まずは自分のスタイルを貫くことを意識しています。ルールについては、サッカーボールキックやフットスタンプがあるので、試合展開そのものが変わってきますよね。今までこのルールでやったことがないので、面白そうです」

――サッカーボールキックやフットスタンプありのDEEPルールは、ご自身に優位に働くと思いますか。

「そう思います。倒して相手の顔面を蹴る、やってみたいですね。自分自身にとっては、まずサッカーボールキックやフットスタンプを受ける体勢にならないこと。マットに背中を着ける時間を少なくする。もしその体勢になっても、冷静に判断して対処する。そういった反応を練習でシミュレーションしながら、あとは実際の試合でやっていくしかないですね」

――前回の試合から5カ月、大きく変わったところはありますか。

「やっぱり、勝ちに行くという意識です。前回の猿飛流戦や、前々回の上田将竜戦は自分がチャンピオンで、相手が来るということが分かっていた試合でした。すると自分も待ちの状態になってしまうことがありました。

安谷屋選手はアグレッシブなので、僕も自分から攻めていって、ポイントを取りつつ最後はフィニッシュする。そういう試合プランを作らないといけないと思っています。

自分が受けに回ってしまったら、そのまま飲まれてしまうような相手ですよね。だから相手の勢いを僕の勢いで消すような試合をします」

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