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【preview】男女ともにフライ級で王座挑戦権を懸けた戦い!数島vs松本、小林vsKOKOZ

2025年2月23日、東京・後楽園ホールで開催される『RISE 186-RISE 22th Memorial event-』では次期挑戦者決定戦といえる2つのカードが決定した。

 まずはメインのRISEフライ級1位・数島大陸(及川道場)と同級2位・松本天志(TARGET SHIBUYA)の一戦。数島は5歳の時に、RENA、MIO、滉大といった王者勢を輩出した及川道場で空手を始め、様々なタイトルを獲得。2020年9月にRISEでプロデビューすると、2つの引き分けを挟んで6連勝。3年目でRISEフライ級タイトルにたどり着くと、今回対戦する松本と大接戦の末に勝利し念願のベルトを巻いた。その後、国際戦で2連勝するも、昨年11月に那須川天心の弟・龍心に1RKO負けを喫し今回が再起戦となる。

 対する松本は3歳から地元・石川で極真空手を学び、道場での練習以外にもお父さんのマンツーマンのスパルタ指導でしごかれてきたという逸話を持つ。2021年8月のRISEでのプロデビュー。3戦目で初黒星を喫したが、着実に力を付けて2023年2月の「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で優勝候補の空龍と塚本望夢を倒し優勝。会場で観戦していた天心が期待を込めて、自身がはめていたという指輪をプレゼントするほどのインパクトを収めている。その後、数島に敗れてからは地元のHAWK GYMを離れ、さらに強くなりたいという志で上京。TARGET SHIBUYAに移籍初戦では龍心に敗れているが、環境の変化にも順応し現在3連勝と好調を維持する。

 松本は「数島選手とは1年半前に対戦していて、その時は何も出来ず負けているので、上京してどれだけ成長したかを証明できる舞台だと思っているので圧倒的な差をつけて勝ちたい」と1年4カ月前の自分とは違うとリベンジに自信を見せれば、数島は「初めてKO負けを取られましたが、でも這い上がってもう一度必ずベルトを獲るストーリーは僕にしか出来ない。復帰戦で2位の松本選手とやらせてもらって感謝しています。松本選手も僕に負けてから実力が上がっていて、ここ負けるとタイトルを獲りに行くのに遠回りになるので、全てを懸けて松本選手を潰しに行きます」との返り討ちを予告。伊藤代表によると、現王者・龍心の初防衛戦は6月に予定しており、挑戦者はこの一戦の勝者や外国人選手を候補にしているという。

 また、セミファイナルではRISE QUEENフライ級1位・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)と同級3位・KOKOZ(TRY HARD GYM)が激突。両者は2020年9月に対戦し、小林が判定勝ち。その後、小林はRISE QUEENフライ級王者に輝くも、昨年5月にテッサ・デ・コムに敗れて王座奪還を狙う。対するKOKOZは小林に敗れて以降はRISEだけでなく、他団体のリングでのキャリアを重ね、今回のリベンジにたどり着いた。「試合内容が良ければ次でもいい」と伊藤代表はこの勝者はテッサへの挑戦権獲得を明言しており、勝者はどちらになるか。

 男子、女子共にフライ級で新たなストーリーが始まろうとしている。

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