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【preview 】志朗vs田丸辰、RISE軽量級最強決定戦の再戦! どちらが“世界と戦う格闘技日本代表”となるか

今年3月17日のRISE ELDORADO 2024のメインイベント、RISE世界バンタム級タイトルマッチで対戦した王者・志朗と挑戦者・田丸辰だったが、1Rに偶発性のバッティングで志朗が鼻を骨折したことでドクターストップ。ノーコンテストとなっていたタイトルマッチの再戦が9月8日、神奈川・横浜BUNTAIで開催される『RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』で行われる。

初対決以降、田丸は6月15日の大阪大会での韓国のジョン・ヒョヌ戦で35秒でKO勝利し、志朗は6月30日の後楽園大会でアルゼンチンのクリスティアン・マンゾに判定勝ちしており、互いに勢いを付けて半年ぶりの再戦に臨むことになる。

昨年末に開催されたRISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournamentにエントリーしている志朗と田丸の二人はうまく勝ち上がれば、決勝戦で戦う可能性もあったが、志朗は準決勝でクマンドーイ・ペッティンディーアカデミーに2Rダウンを奪われて判定負け。決勝戦でそのクマンドーイからダウンを奪った田丸が優勝を果たし世界トーナメントを制覇することとなった。しかし、那須川天心に続いて日本人二人目のRISE世界タイトルを現在保持しているのは志朗だけに、田丸にとっては“世界最強”の称号を得るために何としても志朗を倒しておきたいところ。

志朗は「防衛してこそ王者なので、防衛しないと世界王者の証明が出来ない。前回ノーコンテストとなった分も含めて圧倒的な勝ち方を見せないといけない。世界王者として、これが世界王者だぞって試合を見せる」といえば、田丸は「しっかり白黒つければ、RISEの軽量級で本当に1番強いと周りへの証明にもなると思うので、今回の試合は一区切りになるのかなと思います」とお互いに完全決着を臨む。

9月29日にはK-1では同じくK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメントが行われることを受け、田丸は「9月のRISEがその中でも抜けて面白かったと言ってもらいたい」と特に気にしていないようだが、志朗は「K-1は玖村(将史)選手と金子(晃大)選手が強い状況で盛り上がっているので、そこに入らないといけない。内容も含めてRISEだけじゃなく格闘技界の55kgを背負いたいと思うので、そこはしっかり勝負しに行きたい」と2022年6月の『THE MATCH2022』で玖村将史にダウンを取られて判定負けしているだけに意識している様子を見せている。

同時に8月31日の後楽園大会では大﨑孔稀がRISEバンタム級タイトル初防衛に成功し、いよいよONE参戦の可能性も見えてきた。RISE・伊藤隆代表も「ファンとお互いが望んだカード。これが世界戦だという試合を見せられるのではないか。これで時を進めることができる」と“次”を見据えたコメントを出しており、志朗と田丸の勝者が間違いなく、RISE軽量級の顔となり、“世界と戦う格闘技日本代表”として海外進出となるか。

その他、12月のビッグマッチで開催される-65kg世界トーナメント出場が確定している白鳥大珠の前哨戦や、トーナメント出場権を懸けた査定試合として、チャド・コリンズvs麻火佑太郎、中野椋太vsイ・ソンヒョンも決定しており、対世界に向けたRISEのガチっぷりが見えた好カードにも注目が集まる。

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