格闘技メディアTHE1.TV(ザ・ワンTV)

【preview】配信限定GLADIATOR CSはフェザー級T準々決勝、超新星の国際戦、ケージグラップリング王座戦の濃密4試

7月12日(金)、無観客&配信イベントとしてGLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj」が開催される。さる7日(日)に大阪豊中市の176BOXで行われたGLADIATOR 027と併せて、グラジエイター史上最強のマッチメイクが続く。

今回のCS02は計4試合と多くないものの、GLADIATOR 027と連動した濃密なマッチメイクとなっている。ここでは4試合全てに触れていきたい。

メインは大会名にあるとおり、フェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝戦として、松嶋こよみがモンゴルのソドノムドルジ・プレブドルジと対戦する。UFCを目指し続ける松嶋にとってはグラジと提携したLFAを経由してオクタゴンに辿り着くための参戦だ。

対するソドノムドルジは幼少期よりモンゴル相撲を経て、柔道やサンボの大会に出場し、柔道では国内のナショナル大会で銀メダルを獲得しているという。2022年5月にはMMA5戦目でモンゴルのイベントMGL-1FCのライト級王座に挑戦し、テイクダウンからのコントロール&パウンドで判定勝ちを収めてベルトを巻いている。

MMA戦績は5勝2敗と、松嶋とは大きな差がある。しかし今のアジア各国のMMAファイターは戦績だけで語ることができない。同じモンゴルでいえば、GLADIATOR 027で和田教良をKOしたオトゴンバートル・ボルドバートルが良い例だ。松嶋も、ここで星を落とすようなことがあれば、UFCやLFAなどと言っていられない。世界最高峰の舞台に向けた最後の戦いが幕を開ける。

© RANK5/ GYO DOK LEE

もう一つのフェザー級トーナメント準々決勝では、元フェザー級王者のバン・ジェヒョクと神戸の総合格闘技reliable所属の石田拓穂が激突する。GLADIATOR 027ではチームメイトの中川皓貴がチハヤフル・ズッキーニョスに敗れており、reliable勢としてもこれ以上は負けられないところ。アグレッシブに攻め立てる石田が、とにかく相手に決定打を許さないスタイルのバン・ジェヒョクを捉えることができるかどうか。石田のバン・ジェヒョク攻略法にも注目したい。

© RANK5/ GYO DOK LEE

このトーナメント準々決勝に劣らない輝きを放っているのが、MMAの超新星=南友之輔と元バンタム級王者テムーレン・アルギマーの一戦だ。空手のナショナルチームからMMAに転向した南は、まるで漫画のような「相手の目の前から消える」高速フットワークから、一撃必殺の打撃を繰り出す。日本人にはない独特のフィジカルを持つモンゴルのテムーレンを相手に、削られることなくフィニッシュに持ち込めるか。あるいは南が今までの試合では見せたことのない、テムーレンを超える削り合いの強さを見せるのか。まさに南の真価を確かめることができるマッチメイクだ。

© RANK5/ GYO DOK LEE

さらにMMAだけでなく、グラップリングでも注目のカードが組まれているのが今大会の見どころ。今年2月に竹本啓哉を下してPROGRESSフェザー級王座を獲得した竹内稔に、上久保周哉が挑戦する。これだけ両者のスタイルが明確に分かれている対戦もないだろう。竹内といえば「ミスターアナコンダ」と呼ばれるほどアナコンダを極めまくるのに対し、上久保はテイクダウン→噛みつきパス→バックテイクとタイトに攻めまくるスタイルだ。

まずケージ中央でグラウンドに持ち込まれると、上久保のタイトな攻めに対して、竹内が得意のカウンター・アナコンダを極めるチャンスは激減する。竹内は「マットやリングよりもケージのほうがアナコンダを極めるパターンは多い」と発言している。MMAファイターでもある上久保にとってはケージレスリングこそ得意とするところだ。かといって、突っ込みすぎるとアナコンダを取られてしまう可能性は高い。 試合はケージ際の細かい組手争いがカギになるだろう。「ケージ際のグラップリングは見づらく、分かりにくい」とお考えの皆さんへ。竹内と上久保がケージ際で繰り広げる細かいテクニックの応酬を、ぜひインターネット配信のアップ映像で視てほしい。

配信はこちらからチェック⬇️

動画ランキング

記事ランキング

勝敗を予想せよ 無料会員登録→30ドルプレゼント!