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【preview】K-1 WGP世界予選イタリア大会 バダ・ハリならぬ“バダ・アリ”に期待!

7月27日(日=現地時間)、イタリアで『K-1 WORLD GP 2024 in Sicily』が開催され、21年ぶりにK-1WGP西欧予選トーナメントが行われることなった。

このK-1WGP西欧予選トーナメントは、今年12⽉14⽇(土)に東京・代々⽊第⼀体育館で⾏われる『K-1 WORLD GP 2024 in Tokyo』への出場切符をかけ、無差別級8名による1dayトーナメント4試合が組まれている。トーナメント優勝者1名が東京で行われるFinal Tournamentへの出場権を獲得する。

無差別級西欧予選トーナメント4試合の対戦カードは、以下の通りだ。

[K-1 WORLD GP 2024無差別級西欧予選トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R]

パブロス・コクリャリオス(ギリシャ/Politis Team)

vs

リース・ブルーデネル(イギリス/Prizefighter)

[K-1 WORLD GP 2024無差別級西欧予選トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]

マルセル・ホルヴァート(ハンガリー/Team Rozman)

vs

サムエレ・プグリエーゼ(イタリア/Team Pugliese)

[K-1 WORLD GP 2024無差別級西欧予選トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R]

アガティーノ・ラ・ローザ(イタリア/TeamCutispoto)

vs

フローリン・イヴァノアイエ(ルーマニア/M Box Timisoara)

[K-1 WORLD GP 2024無差別級西欧予選トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]

マラン・コンタ(フランス/Hammer Boxing Gym)

vs

バダウィ・アリ(スイス)

組み合わせを見ると、「誰?」と思う選手が並んでいる印象もあるが、これがなかなかの強豪揃いとなっている。

目を引くのは、 地元イタリアのサムエレ・プグリエーゼとハンガリーのマルセル・ホルヴァートの22歳の無敗対決。身長198センチのプグリエーゼは11戦無敗で強烈な右の強打を持っている。対するホルヴァートは身長2メートルで、4戦無敗の超新星。一回戦から新鋭が潰し合うこととなり、ここが序盤の最大の見せ場となりそうだ。

そして、トーナメントで台風の目になりそうなのは、バダ・ハリならぬ“バダ・アリ”。レバノン出身でスイス代表のバダウィ・アリは、あの元K-1MAX日本王者の小比類巻貴之の推薦選手だ。

小比類巻によると、「スピード、パワー、テクニック、身体のバランスが非常にいい。テコンドーのような大技の蹴りも出せるので、優勝できると思います」とのことで、かなり期待をしてもいい逸材。

たしかに映像を見ても、素早いパンチとハイキックにつなげるコンビネーションは的確でキレとスピードがある。15戦無敗で、小比類巻が自信を持って送り込んでくるのも納得できる。24歳で身長191センチ、伸びしろは無限大だろう。

6月にボスニアで行われた無差別級東欧予選トーナメントはケガ人が続出して、まさかのリザーバーが優勝というあり得ない結末になったが、はたして今回の西欧予選トーナメントは、どんなサプライズがあるのか注目したい。

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