【後編】GLADIATOR 島村裕 試合前インタビュー

――それはグラジエイターのベルトを目指す、ということですか。

 

「はい。現在のチャンピオン(原口央)も、プロデビューはZSTなんですよね(笑)」

 

――いわゆるZSTファイターと呼ばれる選手は、ZSTへの愛が強いですよね。いちプロモーションでしたが、まさに団体という意味合いで『ZST所属』という意識があって。

 

「ZSTは――いろいろ言われているかもしれないですけど、上原さんが自分のことを気に入って、プッシュしてくれていました。宇留野道場の選手が出ているから、自分もZSTに出るということではなくて。僕がZSTの中心選手になりたいと思っていたんです。キツい試合も多かったですが、何より『ZSTは弱い』と言われるのが嫌だったので、頑張ることができました。」

 

――元ZSTライト級王者の小金翔選手も、MMAPLANETのインタビューで言っていました。「RIZINで各プロモーションの王者が集まって対戦した時、その中にZSTが入れなかったことが本当に悔しかった」と。

 

「そうですか、小金君も……。アハハハ、何て言えばいいのか」

 

――今、とても嬉しそうな表情を浮かべていましたね。

 

「はい(笑)。ZSTに出ていた選手は、みんなZSTに愛着を持っていたと思います。こういう団体は他にないかもしれないですね。またその続きがあれば、やりたいという気持ちは今もありますし」

 

――今回はZSTファイターとしてグラジに参戦する、という気持ちが強いのでしょうか。

 

「いえ、それはグラジエイターさんに失礼だと思うので、グラジエイターに出るかぎりは、そこのベルトを目指します。ただ、『ZSTから来た選手は弱い』とは思われたくないです。ZSTという団体がどこまで認知されているかは分かりませんが、ZSTの島村は強いと思われるように戦ってきました。これからもその気持ちが、自分の強さに繋がっていきます」

 

――なるほど。そのグラジエイター初戦、対戦相手である天草ストロンガー四郎選手の印象を教えてください。

 

「ストライカーですよね。結構、右で倒すことが多くて。キャリアも自分より上で、良い対戦相手と組んでもらえたと思います。初戦なので、しっかりフィニッシュまで持っていけるように練習してきました。試合でも練習どおりに動いていきたいですね。ここで勝って、タイトルマッチまでたどり着きたい。チャンピオンになるためにグラジエイターに出るので。そこは強くアピールしたいです」

 

――グラジエイターのフェザー級王座を目指すうえで、現時点では自分がどんな位置にいると思いますか。

 

「今回の試合次第で、自分の立ち位置が分かるでしょうね。今回、僕の存在を認知してもらえるような試合をしたいです。『原口と対戦してほしい』と思ってもらえるのか、それともまだ早いと思われるのか。この試合でハッキリするでしょうし、タイトルマッチをやらせたいと思わせる試合をします」

\今だけ!30ドル無料プレゼント/

BeeBet BeeBet
動画をシェアしよう

関連記事・動画

修斗

人気ランキング

選手密着動画

MVP

DEEP

\今だけ!30ドル無料プレゼント/

BeeBet BeeBet