【後編】GLADIATOR 大番高明 インタビュー

――ヘビー級の試合が行われたら、それだけで会場は盛り上がるとは思います。

 

「デカい選手が殴り合っていたら、それだけで見応えありますしね。自分の試合じゃなかったら、ヤジを飛ばしながら応援しますよ(笑)」

 

――では大番選手が定期的に出場していたグラジエイターが、体制が変わった時の印象はいかがでしたか。

 

「すごい興行だなと思っていました。櫻井さん(櫻井雄一郎グラジエイター代表)とは、韓国の試合でお会いしたことがあったんです。すごく礼儀正しくて、熱のある人で。そのあと櫻井さんがグラジを引き継ぐと聞いて、ずっと熱いオファーを頂いていました。実際に新生グラジに出た時も、やっぱりすごい興行だなと思いましたね。

 

さっき言ったとおり、自分も広島で選手を集めて自主興行をやっているんですよ。イベントの裏方ってメチャクチャ大変だなと思って(苦笑)。ずっと前からマッチメイクして、大会の準備をして、当日は朝早くからリングを組んで……グラジはもっと規模が大きいじゃないですか。そういう裏方の面を知ると、大変だなぁと思うし、すごいですよね」

 

――選手ではなく、裏方さんの視点ですね(笑)。試合の話に戻すと、2019年にグラジで戦った時は、MMAに復帰するという意識だったのでしょうか。

 

「きっとデカい相手がいないので、自分にオファーが来ないのも仕方ないなって思いました。でも自分としては本業をやるチャンスだし、戻ってきたなって感じで。

 

もともと旧体制のグラジで、2012年にヘビー級のベルトを獲得していたんですよ。ありがたいことに、今までグラジのチャンピオンという立場で、いろんなところで試合をさせてもらいました。前回はノンタイトル戦でしたけど、いつかは防衛戦をやらないといけないと思っていたので。チャンピオンとしてのケジメというか。

 

それが今回、自分としては予期していたタイミングじゃなかったです。でも、ようやく新体制で準備が整ったということなんでしょうし、自分としてはやるぞっていう感じです」

 

――では今回の挑戦者、カルリ・ギブレイン選手の印象を教えてください。

 

「危険な相手ですよね。HEATの石井慧戦では、下から顔面へヒザを入れていて石井慧が怒っていて。あとキックボクシングのRISEでは、すごいKO勝ちしていましたし」

 

――一方、日本国内でもヘビー級選手が少ないなか、現在は広島でどのような練習環境にあるのでしょうか。

 

「3~4年前にDEEPで侍マークハントと試合した、アントニー・ブライアンって覚えていますか? レスリング出身の選手なんですけど、彼はもともとパラエストラ千葉ネットワークでMMAをやっていて。そのブライアンが仕事の転勤で広島に来て、鶴屋(浩パラエストラ千葉ネットワーク代表)さんからの紹介で、パラエストラ広島で練習するようになったんですよ。

 

体重が100キロ以上あって、アントニーが来られる時はガンガン練習に付き合ってもらっています。それとコロナ禍の前は、米兵が来て一緒にレスリングやボクシングができていたんですけど」

 

――現在、国内ヘビー級は以前よりも試合が組まれるようになっています。

 

「興味はありますよ。今は海外で試合をするのは難しいと思うので……。2年ぐらい前、海外からオファーがあったんですよ。でも話を進めていて、試合コスチュームまで決まっていたのに、一向に飛行機のチケットが届かずに(苦笑)。2日前になっても届かんけぇ、無理だって断りました」

 

――それは大変でしたね……。

 

「国内でも需要があれば、戦います。ただ、今はまず目の前の試合に勝つことからですね。よろしくお願いします」

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