【GLADIATOR021】NavE&中務修良 インタビュー

――過去の試合を見ると、とにかく連打、連打で前に出て来ますね。

NavE このクラスになると、相手の心を折るという試合はないと思います。完全に相手の意識を断つか、破壊するような攻撃をするしかない。RNCで絞め落とす、十字でも折る気持ちで行かないといけないですね。

それと自分はグラジエイターのチャンピオンとして、お世話になっている大会のために、モンゴルのMMA王者に勝たないといけないと思っています。そのあとは、自分も海外の試合に出てみたいです。この名張という田舎で生まれ育って、違う世界を見てみるために海を渡りたいです。ここで勝ってモンゴルの大会に出られるのであれば行きたいです。

中務 僕も海外で試合したい気持ちはあります。今回はキャッチウェイトですけど、今はストロー級の世界の頂点ってONEじゃないですか。僕はONEのトライアウトに応募して、さぁ来てくださいっていう時にコロナ禍が発生しました。もうONEに出られることもないかなと思っていたけど、この試合からチャンスを掴めるなら海外を目指したいです。

――今回はフライ級の選手と、キャッチウェイトで対戦します。今後フライ級で戦っていきたいと思いますか。

中務 本来はストロー級の体なので、もしグラジエイターでストロー級のベルトができるなら、ぜひ欲しいです。ただ、今回の試合で勝ったらフライ級でも戦えるのかな――そういうフライ級テストマッチというイメージも持っています。

――そうなるとグラジエイターで、フライ級王者のNavE選手とのタイトルマッチが組まれるかもしれません。

中務 あ、いや……うーん、どうだろう(苦笑)。パワーも全然違いますからね。メチャクチャ昔から知っている選手ですし。

――アハハハ。その前に、まずは今回の国際戦です。中務選手にはバトトの練習動画を見ていただき、感想を教えてください。

中務 (動画を見ながら)フィリピンのムエタイ王者と聞いていましたけど、組み技まで全てできる感じですね。身体能力が高く、意外と腰も重そうで。過去の映像はムエタイの試合が多くて、MMAで見つかったのは3年前の試合でした。その時はムエタイのような構えで、やりにくそうやなと感じていました。

――フィリピンのMMAファイターには、どのような印象を持っていますか。

中務 全員そうというわけじゃないと思うけど、一、打撃が強い。二、フィジカルが強い。三、気が強いというイメージですよね。今回の相手もそういうタイプかなと思います。グラウンドについては、フィリピンの柔術青帯というのが、どれくらいのレベルなのか……。グラウンドについては技術というより、身体能力と閃きなのかなっていう印象です。

NavE ウチのジムには元ムエタイ王者のトレーナーがいるので、練習に来てくださいよ。僕もそのトレーナーさんのおかげで打撃が強くなりましたから。

中務 ホンマや! あとで練習スケジュールの相談しよう(笑)。

――三重県MMA連合の結成ですね! 最後に、お二人から次の試合への意気込みをお願いします。

NavE 僕はそんなに派手な試合をするタイプではないので、どんなに泥臭い試合になっても勝ちたいです。たとえ判定でも、2-1のスプリットになっても、勝ちを拾いに行きます。

中務 僕も勝ちにこだわる試合をしたいです。砂辺選手に勝ったあと、「たまたまやん」と言われることもありました。今回しっかり勝って、「やっぱり強い。砂辺戦はマグレじゃなかったんや」と思われるような試合を見せたいです。

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